遠賀川における鮭のふ化およびふ化場の沿革
◎ 昭和53年 遠賀川に鮭の遡上を確認。
◎ 昭和60年 旧嘉穂町の大里 叶氏による「遠賀川に鮭を呼び戻
す会」が発足。大里氏の酒醸造所の一角で鮭のふ化に
取り組む。
◎ 昭和61年 初めて約1万数千匹の鮭の稚魚を放流。以後、毎
年、大里 叶氏により2万粒のふ化・稚魚の放流。
◎ 平成8年 建設省遠賀川工事事務所の支援により、遠賀川の水
での鮭ふ化実験開始。実験担当を青木宣人氏に委託。
旧嘉穂 町宮吉572-5 松岡朝生氏宅の空き地におい
て、建設省遠賀川工事事務所直轄「鮭ふ化嘉穂実験
場」を建設。
◎ 同年12月 ふ化実験開始。発眼卵2万粒を入れる。
◎ 平成9年 嘉穂実験場において2年目の実験開始。(20,000
粒)
◎ 平成10年 ふ化率 88 %、育成率 80 % 約1万6千匹の稚魚を
3月 遠賀川流域各地に放流(嘉穂、遠賀町、直方、芦
屋)。
◎ 平成10年 嘉穂の実験場を下流(直方市の建設省工事事務所内)
11月 に移し、下流河川水でのふ化・育成の実験。ふ化・
育成率 約 50 % 。
◎ 平成11年 約1万匹の稚魚を放流。(嘉穂、遠賀町、直方、
3月 芦屋)
◎ 平成11年 実験場を旧嘉穂町足白小学校下の駐車場に移設(足
10月 白実験場)。屏川支流の水で実験。併せて、河川内に
て篭漬けふ化器を設置。ふ化実験に取り組む。
◎ 平成12年 河川篭漬けふ化・育成で約80% 成功。実験棟内と合
3月 計し、 約85 % の稚魚を放流。5万1千匹の内、2万
匹の耳石着色魚を放流。
◎ 平成12年 前年と同じ実験場にて、実験棟内約4万粒、河川
11月 約1万粒の発眼卵にて実験。河川漬け込み実験は、屏
川で篭漬けに約
5千、遠賀川本流に自然型産卵床を作り、2ヶ所に分
け放卵。
◎ 平成13年 篭漬け、自然放卵とも、ふ化に成功。実験棟内約4万
3月 粒の85 % の稚魚を流域放流。(嘉穂、遠賀町、飯塚
市、直方、芦屋)
◎ 平成13年 大里 叶氏の「遠賀川に鮭を呼び戻す会」の発眼
12月 卵も合わせて、足白実験場にてふ化・育成を始める。
河川産卵床 および篭漬け実験を開始。
◎ 平成15年 国土交通省直轄実験終了。嘉穂町宮小路果樹組合配
水倉庫内に鮭ふ化施設を移設。
◎ 平成16年 毎年、約4万粒の発眼卵のふ化・育成を実施。遠賀川
流域の放流団体による放流。
◎ 平成22年 「遠賀川源流サケの会」を新設。青木宣人氏を会長と
10月 してサケのふ化・育成事業を続ける。
◎ 平成23年 馬見山中腹に新しいふ化場を建設。11月よりこの新ふ化場
11月 で鮭のふ化・育成事業を始める。
◎ 平成23年 新ふ化場で約90 % 以上のふ化・育成率。
12月
◎ 平成24年 鮭の稚魚の放流、14放流団体に増える。
3月
◎ 平成27年 放流団体20に増加
稲築東小